ママの療育疲れ、どう向き合う?先輩ママからのアドバイスに目から鱗が落ちた話

発達障害っ子育児をしているママさん、「療育疲れ」をしたことはありますか?


息子は1歳前から療育をスタートしたのですが、子どもが療育に行き渋った事はあまりないにも関わらず、私自身が疲れて「今日療育行くのしんどい」と思ってしまう事が何回もありました。


今回は自分が「療育疲れ」をしてしまった時、どうやって療育と向き合うのか私の体験談をご紹介します。


▼あわせて読みたい▼

4歳児の「ハイパー癇癪炸裂」にメンタルをやられた私が思った事


時はさかのぼる事2年前、息子こつぶが療育に通い始めて2年目
療育で知り合った先輩ママと話していた時の事です。

管理人ペコリ

あぁ…明日もプレ幼稚園のあと療育だー…
最近、療育に行くのがしんどいんだよね

先輩ママ

明日は、すくすくジュニア(児童発達支援施設)の日だっけ

管理人ペコリ

そうなの
あそこは療育中、モニターの前でイヤホンつけて子どもの様子を見てないといけないでしょ?
そうすると「あれが出来ないこれも出来ない、あっ!また立ち歩いてる」って色々目についちゃって…落ち込んで帰宅すると決まってこつぶが癇癪おこすんだよ

先輩ママ

なるほど〜あるある〜
私はそういう時はね

 

 

管理人ペコリ

えっ、療育中にモニター見てないの?

先輩ママ

うん、私も最初の頃は食い入るように見てたよ?

だけど療育に行くたびに「子どもが出来ないことや苦手なこと」を目の当たりにするのに疲れちゃって、自分まで否定されたような気になる時すらあってへこんでたんだ
だから最近はモニタをずっと見るのをやめてスマホ見てるよ

管理人ペコリ

やだ…その考えはなかったー
私、ずっとマジメにモニター見てたよ
目から鱗が落ちちゃったよ…辛けりゃ見なくていいんだね

先輩ママ

そうだね
最近こつぶくんは療育どう?

管理人ペコリ

最近は療育中にテンション上がると声がめちゃくちゃ大きくなるんだよ
イヤホンごしに聞いててもイライラしちゃってさ…

 

 

管理人ペコリ

ちょっと待った!
その考えもなかったわぁ…!
私マジメにイヤホンつけて一言たりとも聞き逃すまいと前のめりになってたよ!?

先輩ママ

そりゃ圧がすごいね笑
私も最初はそうだったんだけど、それでイライラすると終わった後子どもについ余計なひとこと言っちゃうでしょ?

そうすると結果的に子どもと険悪になったりして最悪の結果を招くよね

管理人ペコリ

う…確かに…

先輩ママ

最悪の結果を全力で回避する為に、自分の心がもうムリ!ってなった時は全力で「見ない、聞かない、避ける」この3点に集中してるよ

管理人ペコリ

うわー、私も今度からそれやってみるよ
あ、じゃあ例えば家に帰って子どもがギャーギャー騒いだらどうするの?逃げ場がなくない?

 

 

管理人ペコリ

ちょっと待ったーーーー!!
その考え!その考えもなかったよ!

っていうか子どもの声がうるさいからって耳栓はアリなの!?
なんだかちょっと罪悪感があるんだけど…

先輩ママ

え!大アリだと私は思うよ

ガマンしてガマンして限界を迎えて結果的に爆発して「静かにしてーーー!!!」って言っちゃうくらいなら、耳栓つけて流す方がお互いにとって良いと思う

だから息子が癇癪おこして騒いでたらサッと耳栓つけてるよ
楽になるよ~

管理人ペコリ

そっか、避けていいのか!
ポロポロポロ(目から鱗が落ちる音)

先輩ママ

良いと思うよ!
私は真正面から受け止められないボールが飛んで来たら、ドッジボール選手並みに全部避けるよ!

 

 

管理人ペコリ

分かった!全力で避けてく!!!


私は療育に通いだしてまだ日が浅い頃は「療育での息子の姿」や「苦手な事出来ない事」も全力で受け止めていました。それが私の役目だと信じていたからです。
そしてそれが積もり積もって精神的にぼろぼろになっていました。

先輩ママから「ムリなら正面から受け止めず避けていいんだよ」と言われて心底ほっとした事を覚えています。

管理人ペコリ

日頃から子どもの苦手な事や困りごと、癇癪に全力で向き合っているお母さん、真正面から受け止めてお母さんがボロボロになることが家族にとっていちばんつらいことだと思います

見ない、聞かない、それでうまくいくなら全力で避ければいいと私も先輩ママから教わりました
なんなら療育に連れて行くのがどうしてもしんどければ、私はたまにお休みしちゃうこともあります

自分のメンタルをすこやかにたもつ事は結果的に子どもにとっての精神的安定にもつながります

ただでさえ変化球(しかも豪★速★球)のハードモード育児です
避けられるものはドッジボールの球だと思って全力で避けて行きましょう!


▼本日のオススメ書籍▼
たくさんの先輩ママのリアルな声がのっていて『ひとりじゃない』と思えた本です
孤軍奮闘するの疲れちゃった…
そんな方に全力でオススメ
佐々木正美先生の本は元気が出ます


▼あわせて読みたい▼

「子育てのイライラ」が激減!育児に使えるアドラー心理学「課題の分離」

 

ABOUT US

管理人ペコリ
4歳男児の母。アラフォー。 子どもが0歳2ヶ月のころ助産師さんに「この子は自閉症」と言われたことをきっかけに子どもの発達や発達障害に興味を持つ。 狼狽しながらも日々情報を集めさまざまな療育を試すうちに「自分と同じように暗闇にいるママたちの力になりたい」と思うようになり保育士資格を取得。情報サイト「雨の日も、晴れの日も。」を立ち上げる。 赤ちゃん学研究の専門家と一緒に赤ちゃん絵本「スライムぴぴぴ」を作りました。