発達障害?自閉症?目が合わない赤ちゃんだった息子のこと

息子こつぶが赤ちゃんの頃から「自閉症スペクトラム」の診断がつくまでの体験談です。

▼前回の話はこちら▼

「泣きながら赤ちゃんポストに電話したの」追いつめられた母親の告白-地獄の育児日記より-


管理人ペコリ

0歳2ヶ月で助産師さんから指摘されたのは「反り返りの強さ」だけでしたが、4〜5ヶ月頃から違和感がどんどん増えていきました

2歳直前で診断がつくまでは「発達の遅れ」や「違和感」のオンパレードでした


私が息子に感じていたのは…

首すわりが遅い
お座りが遅い
目が合わない
表情がとぼしい
ズリバイのクセがすごい
ハイハイのクセはもっとすごい
言葉の遅れ
クルクル回る物への執着(感覚刺激)
同じ場所をずっと行き来する(常同行動)
手を振り払われる(感覚過敏)


こうやって書き出すと、2歳前まではものすごく自閉症スペクトラムの「特性」が出ていたように思います。

それと同時にどうやら息子は脳性まひではなくて自閉症スペクトラムだろうなと思うようになりました。



最初は寝るヒマを惜しんで「◯ヶ月 目が合わない」「◯ヶ月 おすわり」などのキーワードでインターネット検索をしては「発達障害や自閉症」の文字が並ぶのを目にして「ああやっぱり…」と落ち込むばかり。



不安な気持ちを打ち消したくてだんだんと「自閉症 目が合わない 違った」「自閉症 大丈夫だった」と検索するようになりました。


「自閉症かなと思ったけど違いました」という奇跡の体験談を求めてますますネットにのめり込んでいくようになったのです…。

検索魔

ひー…
一縷の希みが捨てられないー
奇跡の体験談ドコデスカー
カタカタ…カタカタ(キーボードを打つ音)


月齢が低いがゆえに診断がつかず「様子見」が続く日々の中、どうしてもわずかな希望が捨てられず「宙ぶらりん」で過ごす時間はとても苦しかったです。

管理人ペコリ

当時の私にとって「様子見の日々」ほど残酷なものはありませんでした

 


ところで息子こつぶへの違和感はたくさんありましたが、中でもとりわけ私の心をざわつかせたのは目が合わないことでした。


反り返りが強い事よりも、ハイハイのクセがすごいことよりも、自分の子どもと「目が合わない」たったこれだけの事が毎日の育児を辛く悲しいものにしていました。

管理人ペコリ

「母親として認識してもらっていない」そんな気持ちになる日もありました
そして目が合わず最も辛かったのはぶっちぎりで授乳の時間でした




よく出産前の母親学級や産院などで

「授乳中は赤ちゃんと目を合わせて」
「アイコンタクトしながら優しく語りかけて」


こんなふうに言われますよね?


うちの息子は授乳中に目を合わせようとすると…


ぜんぜん目が合いませんでした。

目をそらされた人

(ワナワナ)…どうして目を合わせてくれないの…
じゃあ…これならどう…!?

 



その時の私は周りから見たらめっちゃ怖かったと思います。

でも私はかなり真剣(マジ)でした。

アイコンタクト魔

赤ちゃんと…目を合わせて…
アイコンタクト…はぁはぁ


授乳のたびにどうにかして目を合わせようと頑張り続けました。

その結果。



ある日突然壊れました。(ちーん)

壊れた人

たしか1歳半くらいまで授乳していたと思います

その間、授乳中に「自然と」目が合った回数はほんの2・3回でした
(もちろんすぐ目をそらされました…間違って合わせちゃったんだと思われます)

最初は「いつになったら目が合うんだろう」と思っていました

それがいつしか「お願い神様、今日こそ目が合って…」と祈るような気持ちになり

ある日突然壊れ

最後の方は「もうええわ!」と開き直り、目が合っているつもりで微笑み続けました


結局ほぼ息子と目が合う事なく授乳期間が終わりました、スキンシップを楽しむはずの授乳の時間が私にとっては毎回試練でした


自分だけ別次元のハードモードな育児をしているんじゃないかと錯覚を覚えるほどでした(2歳過ぎから普通に目が合うようになりました)



その頃見つけたベネッセの子育て相談サイトに、私と同じように「0歳5か月」の子どもと目が合わず悩んでいるお母さんへ医師からこんなメッセージがありました。

目が合いづらく視線を反らすのが必ずしも自閉症ではありません
心配しすぎてお子さんに向ける表情がかたくならないようにしましょう
音や動きのあるおもちゃ、持って感触を楽しめるおもちゃを与えてお子さんの興味を引き出してあげましょう。そして遊びながらお子さんへの話かけも忘れずになさるとよいでしょう
 参考「体の発達0歳5か月」

 

管理人ペコ

気にしすぎて壊れた私だからこそ、この医師の言葉に全てが集約されていることがよくわかります

最後に赤ちゃんと目が合わなくて悩んでいるママさんに私がお伝えしたいことがあります

一度気になり始めるとどんどん気分が沈んでいくと思いますし辛い気持ちは痛いほどわかります…ですがあえて言わせてください

目が合う合わないを気にしすぎず、おもちゃや絵本を使ってとにかくたくさん赤ちゃんの興味をひきだしてあげてください

私はもっと沢山息子に笑いかけてあげれば良かったと後悔しています

そして私も息子の気を引きたくて狂ったように赤ちゃんおもちゃを買いました
実際使ってみて良かったアイテムを厳選してのせますのでよかったら参考にしてください(特に0歳でも回せるコマはかなりオススメです)

▼0歳から回せるコマ▼
少しの力でクルクル回り食いつきバツグン♪


▼長く使えて贈り物にもオススメ▼
玉を転がすと綺麗な音がします
赤ちゃんにやってあげると大喜び
就学前まで長く遊べます
療育センターなどにもよく置いてあります

管理人ペコリ

赤ちゃんの発達は本当に個人差が大きいです
どうか心配しすぎて私のようにホラーすぎる母にならないようお気をつけください

▼合わせて読みたい▼

「言葉が遅い」2歳息子が語彙爆発!知育玩具「アンパンマンおしゃべりいっぱいことばずかん」

ABOUT US

管理人ペコリ
4歳男児の母。アラフォー。 子どもが0歳2ヶ月のころ助産師さんに「この子は自閉症」と言われたことをきっかけに子どもの発達や発達障害に興味を持つ。 狼狽しながらも日々情報を集めさまざまな療育を試すうちに「自分と同じように暗闇にいるママたちの力になりたい」と思うようになり保育士資格を取得。情報サイト「雨の日も、晴れの日も。」を立ち上げる。 赤ちゃん学研究の専門家と一緒に赤ちゃん絵本「スライムぴぴぴ」を作りました。