子どもの発達障害は親の遺伝?医師に言われた衝撃の言葉「あなたの遺伝です」

管理人ペコリ

「発達障害(自閉症スペクトラム)は遺伝する」
こんな話を聞いた事はありますか?

今回は私が医師に言われた「遺伝」にまつわる驚きの話についてです


息子が1歳になる少し前。

言語療法を受ける為に小児科の発達外来を初めて受診した時のことです。

管理人ペコリ

事前に「産まれてから今までの生育歴・発達のようす」や「出産時や妊娠中に問題はなかったか」「発達外来を受診するきっかけ」などアンケートに記入して提出していました


その日はオットと私、息子こつぶの3人で受診しました。

オット

はじめての病院はちょっと緊張するね…どんな先生だろうね?


診察室に通され、少し緊張しながら3人で診察が始まるのを待っていると、医師が入って来ていきなり言いました。




管理人ペコリ

(心の声)
えええええええええええ!?
「はじめまして」よりも先に、息をするようにいきなり先制パンチきたーーーー!


いきなりの言葉に面食らいました。
「医師ギャグ」なの…?そう思いチラッと隣のオットを見ましたが、私と同じように固まっていました。



先制パンチがみぞおちに炸裂して息が出来ない…!



正直そんな状態ではあったのですが、それでもとりあえず話そうと思い私は笑顔の仮面をかぶり話を切り出しました。


 

管理人ペコリ

あははー(←もちろん空笑い)
はじめまして

きっかけは生後2か月で助産師さんに「この子は脳性まひか自閉症と言われまして…」


ここに至った経緯を一通り説明しました。

すべての始まり地獄のあの日-0歳息子に障害があると告げられた日-(1)


すると…

医師

なるほどね
ところでお父さんのご職業はなんでしょうか?

オット

あ、私は会社員です

医師

具体的にはどんなお仕事を?

オット

メーカーで企画と管理職をやっています


夫への質問は終わり、次は私が同じ事を聞かれました。

医師

ではお母さんはお仕事されてますか?

管理人ペコリ

私はフリーランスでイラストレーターをやっています


すると医師からさらに驚きの言葉が返って来たのです。


 

医師

まあ、お父さんは発達障害じゃないね、管理職だし

管理人ペコリ

(心の声)えええええええええええええ!?
職業と肩書きだけで発達障害かどうか決めよったーーーーーー!


ちなみに医師の言い分はこうでした。

・イラストレーターは絵を描く職業なので視覚優位である(視覚優位とは耳よりも目で見る方が物事を理解しやすいタイプのこと)視覚優位とは

・自閉症は視覚優位な人が多く、私に発達障害の要素があるだろう

・フリーランスで会社に属さずに自宅で仕事をしている=コミュニケーションに難ありの可能性

・0歳代で自閉症と騒ぎだす極端さもあやしい

・一方でオットは会社で管理職=人をまとめるコミュニケーション能力がある

・複数の人をまとめ、マルチタスクをこなしている=発達障害じゃない!


話を聞くとそういう判断だったらしいのです。

管理人ペコリ

確かに自閉っ子の中には「視覚優位の子」がいることはよく知られています
そして職業によって視覚優位な人が就きやすい職業もあるでしょう

でもあくまで「そういう傾向」なだけで職業によって発達障害かどうかなんて決められるものではありませんよね…


初めて会って10分も経たないうちに職業を聞いて一刀両断。

そして結局診察中ずっと「私が発達障害である」前提で話が進んで行きました。

 



今思い出しても、とんでもない話だなあと思います。

この記事を書いていてあまりにもとんでもないので「あれ?私の夢だったかなあ…?」と思い、オットに聞いたのですが「いや、あれは現実ですよ…俺も同席してたから…」と返って来ました。



確かに自閉症スペクトラムと遺伝的な要因が関与している事は近年指摘されています。

ですがその遺伝子は特定に至っておらず、遺伝的な要因は原因の一部にしかすぎません。
また遺伝的要因と環境要因が複雑に関係して影響を与えている可能性も指摘されています。

現時点で原因はまだ明らかになっていません。
医師監修 自閉症スペクトラムの原因


オット

発達外来の医師がいきなりこんな事を言うなんて、本当に驚いたよね

管理人ペコリ

私は遺伝については全然気にしていないけれど、いきなりこんな事を言われたら傷ついてしまう親御さんもいると思うよ

しかも会って5分しか話していないのに職業だけで判断しちゃうなんて暴論にもほどがあるね

オット

こんなとんでもない事を言う医師もいるんだね
やっぱり信頼出来る医師の元で時間をかけて診てもらうのが安心だね

 

管理人ペコリ

個人的な意見ですが、医師にはあんなふうに言われましたが、正直「遺伝でも遺伝じゃなくてもどっちでもいいや」と思っています

なぜなら私の遺伝であろうがなかろうが結局子どもにしてあげる事はかわらないからです

大切な事は「遺伝かどうかで悩むこと」よりも「どうやったらこの子や周りが毎日楽しく暮らせるか、そのために環境を整えてあげる事」なのかなと思います

今、目の前にいる子どもに寄り添って困りごとや課題があれば全力で解決していく、私にできることはただそれのみです


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ABOUT US

管理人ペコリ
4歳男児の母。アラフォー。 子どもが0歳2ヶ月のころ助産師さんに「この子は自閉症」と言われたことをきっかけに子どもの発達や発達障害に興味を持つ。 狼狽しながらも日々情報を集めさまざまな療育を試すうちに「自分と同じように暗闇にいるママたちの力になりたい」と思うようになり保育士資格を取得。情報サイト「雨の日も、晴れの日も。」を立ち上げる。 赤ちゃん学研究の専門家と一緒に赤ちゃん絵本「スライムぴぴぴ」を作りました。